かけまくも かしこき いざなぎのおほかみ
掛けまくも 畏き 伊邪那岐大神


つくしの ひむかの たちばなの おどの あはぎはらに
筑紫の 日向の 橘の 小戸の 阿波岐原に


みそぎ はらへ たまひしときに なりませる
 はらへどのおほかみたち
禊ぎ 祓へ 給ひし時に 生り坐せる 祓戸の大神たち


もろもろの まがごと つみけがれ あらむをば
諸々の 禍事 罪穢れ あらむをば


はらへたまひ きよめたまへと まをすことを きこしめせと
祓へ給ひ 清め給へと 白すことを 聞こし召せと


かしこみかしこみも まをす
恐み恐みも 白す